東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.

六十年目の東方裁判

今回のお話はかなり意味深な所がありますね。
60年前と言うと1945年であり、東京大空襲があり、沖縄戦があり、大和が沈んだ年で
あり、ヒトラーが自殺した年であり、ベルリンが陥落した年であり、広島・長崎に原爆
投下された年であり、玉音放送があり終戦した年であり、近衛文麿が自殺した年です。
要は戦争でたくさんの人が亡くなった年なのです。
ちなみに東京裁判*1は翌1946年早々に行われています。


特に花映塚発表の翌日である8月15日は終戦記念日です。
そして花映塚のエンディングは各自が閻魔様に説教されるという内容です。
今回の物語に関して霊夢はいつものように達観した様子です。
そして2005年現在は2003年に起きたイラク戦争の影響がまだ残っている状態です。
(現地では未だに紛争は絶えなく、テロも度々起き、自衛隊も現地駐屯している)


この点から見るにZUNさんの「この節目の年に自らの戦争責任を省みよ」というメッセージ
があるような気がしてなりません。
今回はゲームシステム的に試みが少ないなと思ったのですが、ゲームシステムではなく
こういう方向性で試みていたのかもしれません。