未来の白地図

マリア様がみてる―未来の白地図 (コバルト文庫)
出張中に買って、帰りながら読んできました。


以下ネタバレです。




なんかここ数冊(特別でないただの一日妹オーディション薔薇のミルフィーユ)
に渡って散りばめられてきた複線が動き出したようですね。
あと紅、黄、白とそれぞれの薔薇姉妹に見所があり、話も急展開で面白いです。
薔薇別にその辺をコメント。


白薔薇姉妹
 今回はなんと言っても「嫌です」から始まったあの一幕でしょう。
 志摩子乃梨子めっちゃいいです!
 乃梨子瞳子の関係にもやきもきしています。


黄薔薇姉妹
 令さまの進路について一気に急展開。
 何の迷いも無く続いてきた姉妹関係に一石を投じたこの行方は!?
 しかし菜々は本当にマイペースですね(笑)
 由乃のバタバタぶりは令さまが卒業した後も続きそう。


紅薔薇姉妹
 当確は出ていた瞳子についにロザリオが差し出された。
 この展開は予想通りでしたが、瞳子自身の問題も絡んで複雑な話になって
 行きそう。
 瞳子自身の問題は松平家を継いで行くとか小笠原家とかその辺と関係している
 事、ちょっとやそっとじゃ切り抜けられない様な問題と推測しますが、これを
 祐巳がどう切り抜けていくかが次巻の話になるのではないでしょうか。
 

全体的に前・後編の前編といったように感じます。
次巻が楽しみ。