「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟

http://ugaya.com/column/061219oricon.html
http://xtc.bz/index.php?ID=396
オリコンにはどんぶり勘定感は持っていたけど、データソースとしてそれなりの物と捕らえていたの
ですが、こういう事が起きると企業として疑いを持ってしまい、更にはヒットチャート自体にも参考
にしようとは思わなくなってくる。


訴えられている識者のコメントは「オリコンはレコード関係者から利用されている」という趣旨なのに、
それに対して損害賠償請求、ましてや相手が文責がある編集部ではなく個人というのは全くもって
おかしい。
事実関係の訂正を求めたいのであれば編集部に対して言えばいいし、雑誌に訂正を書いてもらった方が
効果的な気がする。
わざわざそうではなく、個人相手に訴訟を起こすというのは被告も言っているように「脅し」に感じる。
なんかタブーに触ってしまった様な感触が残るし、「オリコンも利用されている事を意識しながらも
レコード会社との関係の為に黙認している」という疑いを感じてしまう。


まぁ一番の問題は多くの人が読まないであろう記事に対してわざわざ騒ぎ立てた事によって逆に
オリコンのイメージが下がってしまうことである。


「オリジナルコンフィデンス」は音楽業界誌であり、週刊誌なのに定価は4900円である。
メチャ高い。
昔、アーケードゲーム業界誌の「コインジャーナル」(現:アミューズメントジャーナル)も
高いと思ったがそっちは月刊だったし、値段も半分くらいだった気がする。


話が少しそれた。


こんな高い週刊誌の信用が薄れたらダメージが大きいのは確かに解かるが、これは自爆だろう。
ブランドで売ってるに近い信用を持っているのだから動じないで黙っていれば良かったのだ。
変に圧力をかけようとするから「こういうこと」になってしまう。
世論は圧力的な事に関しては過敏だ。
表立ってしまえば悪い風向きになってしまう事は目に見えている。


よく見る事ですが、何で後を断たないんでしょうね。