ネームバリュー

http://blog.livedoor.jp/increment/archives/2007-02.html#20070205
ゼロの使い魔オンリーイベントでねこバス亭さんがお忍びで出ていたそうな。


同人誌即売会において人気のサークルさんの本を購入する為には色々と大変な面があるので、
事前にカタログでチェックしておいてスタートダッシュ(走ってはいけません)で回るのが
通例だと思います。
そしてそれが終わる頃には大体人気サークルさんの所は完売になっているし、歩き回って
疲れているしで気合も落ちて適当にさらっと流して程々の所で帰るという人が多いのでは
ないでしょうか?
極端な人はチェックしたサークルさんを回ったら「ハイ撤収!」という事もあるのでは。
こんな状況なので、実際はお気に入りサークルさんが出ていてもカタログからは名前も絵柄も
伏せられていたら気付かないという事は意外とあるのではないかな?と思います。


漫画というものは自分のペースで読めるという点がとても心地良いのですが、同人誌の場面
では購入時に自分にとっての最高のペースで動かないと入手出来さえしない、そうしても
入手出来ないかもしれない、という所に違和感を感じています。
実際にサークルさんのスペースにを訪れて、挨拶して、本を手に取ってちょっと読んでみて、
気に入ったら購入。この至極当たり前な段取りが人気サークルさんでは難しい状況です。


この点を緩和する為には現在の所2種類あって、
・専門店に同人誌販売の委託をし、他でも余裕を持って手に入れられるという事を認知
 してもらう
・潤沢な搬入をし、閉会時に持ち帰りがあるような状況にする
という方法があると思うのですが、これでもやっぱり人はたくさん並ぶし、入手出来ないという
事が緩和されるだけで試しで読んでみるなんて事は他の人や次のサークルへ向かう時間を
考慮すると難しいものです。
人気サークルさんにおいて持ち帰りを作るというのはかなり辛いですしね。
1000部単位で余ろう物なら質量的に困難ですし、1部500円としたら1000部で500,000円相当の
在庫です。翌日からメシ食えませんよ(笑)


Webで内容を公開してしまうというのも手ですが、サークルさんにとっては実際に目の前で
購入してもらうのがやりがいに通じている面が大きいと思います。
(こういう点があるからこそプロの参加も絶えない理由なんでしょう)
Webで公開した場合、返ってくる反応はごく一部に絞られてしまうわけで、かなりのデメリット
と感じます。


難しいものですね。
(なんか本題とかなりずれた気がする)