同人ゲーにサポートを期待してる方

大工町研究所(無限旋律さんより)
http://d-ken.net/archives/2007/02/post_754.php
コメントに書き込もうかと思ったけれど、コメント大杉なのと意見は十分出切っているので自分トコに。


大元はあるサークルが「過去の作品についてはサポート対象外」と言った所にあるようですが、


コメント19の方の意見が一番的を得ている*1と思います。
そもそも同人とはナンダ?と言うと「創りたいもの創ってみました」という物でそれに何かしらの
共感を覚えたのであれば購入するも良し、という物です。

あくまで趣味なのです。
金取ってる云々や制作物に対して最低限の責任云々言ってる人がいますが、プロであるか同人
であるかの境目は、
・消費者が求めている物を優先するか、自分の趣味を優先するか
・利益を前提に求めているのか、制作する事自体を求めているのか
・制作物に対して責任が義務付けられる
この辺だと思っております。
お金を取っているのは儲けを得る為ではなく、「最低限の制作費を回収したいから」というのが大元だと
思います。
基本的には原価+端数切り上げ程度。
(大人気サークルでの価格設定に関しては即売会での行列を考えると難しい所があるのですが)*2


これを言ってしまうと「売れそうな物」を「利益が出そうな価格」で意図的に販売して、制作物のサポート
なんかも負ってしまうと商業作品との差が全くわからなくなってしまう*3のですが、義務は無いと思う
のですよ。
それが同人だと思うので。
言い方悪いけど「これが僕のオナニー作品です」*4というスタンスが同人。
「勝手にマスかいてろよ」と言われて放置されても仕方が無い存在が同人。
だから免罪符にもなりうるのではないかと。*5
文句言っている人はフリーソフトに対して「バグ直せないなら公開するな!」と逆切れしてるのと大して
変わんないように見える。


さて、サポートするべきか否かという問題については結局の所仕様であるか否かという事と作者の
好意
によるものじゃないかなと思います。
落丁がある同人誌を発表作品として作者が主張しているのであればそれはもう他人からはどうのこうの
言う物じゃなく、そういう物だという事です。
「意図した物じゃないんです」という旨と訂正したものを何らかの形で発表するのであれば、そういう物で
はなかったという事です。
また、「これで完成のつもりでしたが、他の方の意見を参考にして訂正版を出しました」というのはそういう
物だったんだけど、訂正版はあくまで好意、という事です。


ただ、作品に問題があり、誠意さえ感じられないサークルはそれなりの評価しか得られないでしょう。
それだけの事なんだと思います。


あと、サポートを延々と続けるのは同人サークルにとってはかなり負担が高い物だと思います。
仕事や学業の合間に制作して、発表後は次の作品に取り掛かれるのではなく、延々とサポート。
なんて事はなんか楽しくないし、本末転倒な気さえする。
とても受け手側から強要出来る事ではないと思いますよ。

*1:射るが正しいとは知っていても何だか違和感を感じるなぁ

*2:大手に「765円です」とか「573円です」とかやられてしまったらそりゃもう大変な牛歩に

*3:このレベルまでやっている同人ソフトサークルの多さには驚きです

*4:同人ではないけどこの日記みたいなのもまたオナニーみたいなもん

*5:逆に言うならばプロ作品ならそんな事言われてはならないという事。言われてるトコ割とありますけど