サンクリ情報漏洩の対策

http://www.creation.gr.jp/
話が一旦落ち着いてきたので思うところを少しだけ。


■SC42実施
時期的にSC42は非難があろうとも実施するしかないだろうなと思った。
いくら2月SCとはいえ、新刊を刷り始めているサークルもいるだろうし、中止に伴う処理が
もう間に合わなく破綻しそうだ。
反省会は謝罪と質問の場としても的確だしね。
漏洩に伴う被害が怖いと思うサークルは自主的に不参加とするのが良いと思う。
理由はなんでもよろしい。
サークル参加費云々やカタログ購入費などのツッコミも出てくるだろうけど、会場借用費
に繋がる事なんで準備会から取り上げるのは長い目で見れば愚策だと思う。
ドロンと消えられるのが一番最悪ですし。


■SC43中止
これも仕方ない。
混乱の状況の中、進められるとは思えない。
申し込み処理は始まっていたし、これを中止するのも大変だとは思うが。


■漏洩の状況と対策
こういう事はいずれ起きるだろうなと思っていた。
少人数でも企業としての物があればまだいいけど、元々は個人主催、ボランティア協力という
体制が多いので事務処理は当然主催中心メンバーの自宅とかになります。
そういった状況であればこういう事が起きる可能性は潰し切れないというか、第三者から見て
安心出来る根拠があまりない。
結局のところ主催側を信用するしかないので。


でも漏洩があるとしたら大きめのオンリーイベントとか、その辺りではないかと思ってた。
準備会体制とスタッフ人数的なところで。
サンクリは意外と納得の中間にあるような微妙な立ち位置だった。


今回の件を受けてサンクリはもちろんの事、コミケットコミティア、コミック1、コミトレ
シティなどの大手は根本的対策を強化すると思います。
(各主催者母体に企業があるかないかは詳しくないので確認します)
基本は「持ち出さない」だと思うので、事務所的な場所があればそこでの管理を徹底という
事になると思います。
今回の件での管理体制、主催者想定外の持ち出し有無は続報を待つしかない状況。
「管理されてたのに持ち出されてた」という事だったら主催側への同情は0になるかな。


でも主催が個人の様な小さいところはどうすんのさ?
事務所を借りる?費用的に無理でしょ。
レンタルサーバで管理?結局は個々の個人PCに取り出す形になるのでマズイかな?
管理用PCを別途購入?これだって厳しい。たぶんこの線で良しとするしか線引きが無いと
思うのですが。
それでも安心出来る根拠としてはそれなりでしかなく、保証とまでにはならないかなぁ。
これは突き詰めてしまえば大手だろうが企業だろうが同じなんですが。


再発防止はこれからのイベント規模の大小関わらず、各主催の大きな課題になると思います。
「主催することを始める」というのは元々ハードルの高いものでしたが、個人レベルでは
高すぎる壁になってしまうのが怖い。
各主催に共通する、イベントサポート企業みたいなのが必要になって行くのかな?
多くのイベントに関わっているベテランボランティアスタッフみたいな存在への情報開示が
厳しくなるんでしょうけど、主催者の負担も上がると思います。


根拠なき終息にだけはなって欲しくないけど、かなり難しい問題だと思います。